第28回長崎セミナー

講演「すべての少女に衣食住と関係性を」 仁藤夢乃さん(一般社団法人Ⅽolabo代表)

                         ↑クリックしてね 

 

 Ⅽolabo代表の仁藤夢乃さんは、家庭や学校に居場所を失い、夜の街をさまよっていた。そんな自分を変えられたのは、信じられる大人に出会えたから。困り切っている少女が、性暴力や搾取に行かざるを得ない現実から抜け出せるように、現在は衣食住を提供しながら支援する活動をしている。それぞれの立場で、少女たちの拝啓を理解し伴走してくれる大人を増やす必要がある。参加者一同大きく頷き、できることから始めようと考えた素晴らしい講          

                                         演だった。

                                     

 

実践報告「児童自立支援施設での寮母たちの取組」藤本彩子さん(児童自立支援施設寮母)

 

 被虐待、愛着障害、窃盗や深夜徘徊等の問題行動、幼児へのわいせつ行為や下着等の性的問題等のため入所してきた小中高校生のために、4組の夫婦が自分の家族と共に寮に住み込んで、自立支援に取り組んでおられる。これまで寮内での性の話はタブー視されてきたが、性の問題を抱えた児童の入所の増加と寮内での性の問題も発生し、平成27年4月から今の児童の実態に踏み込んだ性教育開始!児童を3グループに分け、テーマにそってパワーポイントを駆使しながら、プリントも準備し自由討議させながら進めていく。グループワークを始める前に、秘密保持の約束を必ずする。寮母が中心になって進めるが、寮長である父としての発言が会を盛り上げている。また、体験の違う子ども同士の発言が、お互いにプラスに作用し、寮の中で明るい性の話が自然に出てくるようになっている。実際の性教育の様子も放映され、寮母さんの底抜けに明るく元気な性教育に感銘!学校現場へのお願いとして、せめてはみ出した子どもだけにでも、性の話をしてあげて欲しいと。できることから頑張りましょう‼