2022年度 第6回定例会報告

 

日時 2023年7月22日(土) 14:00~16:30

場所 諌早市社会福祉会館

 様々な行事と重なり参加できないとの連絡がたくさんあり、参加者5名でしたが、有意義な話し合いができました。

内容

①中村まり子さんの講座報告

 以前から交流のある「発達障がい児のための療育型放課後デイサービス」の事業所は、離島も含めて11か所あり、どの事業所も一緒に性教育に取り組む方向で考えておられる様子。昨年11月は、出前講座として、中村、杉町、村瀬がオンラインで質問に答える形で資料も準備し座談会形式で学習会をしました。しかし、いざ自分達が性教育をするとなるとハードルが高いようで、今度は会場に指導員さん達が集まり、具体的な性教育についての講座を中村まり子さんが会場ですることになりました。離島はオンライン参加のハイブリット方式だったのですが、ハプニングも多く、せっかくの講座が十分伝わらなかったのは残念でした。指導員さんたちの熱意の温度差が感じられたものの、元気をもらった!との感想もありました。今後、施設ごとに性教育に取り組む方向で、困った時などは、長崎性教協に連絡してくださるようになっています。自分達が性教育するより、みなさんにしてもらうよう働きかける方が難しいという面があります。この事業所で私たちの会員が頑張っていますので、協力の在り方も考えていきたいと思います。

②村瀬恵美子の研修会参加報告

日本「性とこころ」関連問題学会 第12回学術研究大会』が7月8日東京でリアル開催されました。豪華な講師陣にひかれての参加でしたが、期待通りの素晴らしい内容で、新しい情報もゲットしました。大会長は性加害者臨床の第一人者である斎藤章佳さんで、包括的性教育の必要性を発信してくださっています。大会長講演は、『小児性愛という病~“かわいいね”から始まる性的グルーミングの実態』でした。その他の講師陣は今話題の今井伸さん(射精道)、信田さよ子さん(家庭内性虐待)、山口修平さん(児童養護施設における生と性の取り組み)、櫻井裕子さん(子どもの生とセクシュアリティ)、今西洋介さん(小児性被害の課題)、高橋幸子さん(それぞれの現場から見える世界)、小澤いぶきさん(子どもの生とトラウマインフォームドケア)、小島慶子さん(知識とともに態度のモデルを~子どもに話す生と性)*会員のみなさんには、詳しい内容を会報とともに郵送予定です。

情報交換