2022年度 第2回定例会報告

日時:2022年11月19日(第3土曜日)14:00~16:30

場所:諌早市勤労者福祉会館

内容 小学生3~4年生向けの出前性教育についての提案同意って、だいじだね

出前性教育4年目となる学童にて、12月実践予定の指導内容について検討しました。

 

 文科省のホームページには、2023年度から学校で「生命(いのち)の安全教育」を実施するようにと、指導用のスライド等も準備しながら呼びかけられていますが、学校現場にはまだ何も通知はないようです。性教協としては、せっかくの機会なので、子どものニーズにあった学習にしていきたいと研究を続けています。この通知の背景には、性暴力の実態が明らかになってきて、子ども達にも被害が及んでおりどうにかしなければ、との思いからだと思います。長崎性教協としても、これまで「嫌なことに出会った時の合言葉」として、「ノーゴーテル」は必ず伝えてきましたが、性暴力の実態は巧妙で、身近な人からのグルーミングに対処する必要があります。

 

 人間関係における「同意」と「境界(線)」の理解は、暴力からの安全・安心を保障する大切なポイントとなっています。この境界は、泡のような立体がイメージされる用語で、自らの尊厳に敬意を払ってもらう権利ゾーンを包んでいます。この同意と境界(バウンダリー)を知る第一歩としての学習を組み立ててみました。

 皮ふに注目した子ども達への事前アンケート、絵本「はじめにきいてね、こちょこちょモンキー」と「サイコロふれあいお願いゲーム」、アンケートから「好きな人との嬉しいふれあい」「嫌なタッチとプライベートパーツへの侵害」と進めます。お互いに「境い目の線」を勝手に乗り越えない思いやりが大切で、相手の同意を確認してから行動すれば、人と人とが気持ちよく生活できることを理解し、

行動してくれたらと思っています。

 

長崎性教協ミニセミナーのチラシ検討(2023年3月5日)←内部リンク

 

「発達障がい児のための療育型放課後デイサービス」の職員さんとの座談会(11月29日)報告