会則

長崎県“人間と性”教育研究協議会 会則

第一章 総則

第1条(性格)

 本会則は、一般社団法人”人間と性”教育研究協議会(略称「性教協」)に属する地方サークルの一つに位置づけられる。

第2条(名称)

 本会は、長崎県“人間と性”教育研究協議会(略称「長崎性教協」)と称する。

第3条(事務局)

 本会の事務局は、長崎県諫早市栄田町3-26におく。

第4条(目的)

 本会は、性教育の実践に関する諸問題を研究することを目的とする。

第二章 事業

第5条(事業)

 本会は、前条の目的を達成するために、次の事業を行う。

 1 奇数月の定例学習会、偶数月の夜のオンライン座談会、年1回のセミナーや講演会の開催

 2 機関紙誌(長崎性教協だより)の発行

 3 出前性教育や出前講座、座談会の開催

 4 ホームページの「ネットからの性の学び」のコーナーに良質と思える性情報をリンク。性に関するニュースや講演会等の案内、

   長崎性教協の取組も発信。 長崎性教協のホームページ https://na-seikyokyo.jimdofree.com/

 5 その他必要と認める事項 

第三章 会員

 第6条(会員)

 会則を認め、会費を納入することによって会員になることができる。

 第四章 組織および運営

第7条(役員)

 本会の事業を行うために、次の役員をおき、本部全国幹事会に1名出席する。

 1 代表   1名

 2 事務局長  1名

 3 運営スタッフ・・・・・若干名

第8条(部局)

 1 事務局・・・庶務、渉外、連絡など

 2 研究局・・・研究などの企画運営、情報の収集・提供など

 3 会計・・・・各種会計処理

 第9条(運営)

 本会は諸問題が発生した場合は、随時会議を開催して審議を行い、その議事は出席者の過半数の同意を持って決定する。

第五章 会計

第10条(経費)

 本会の経費は、年会費、事業収入、寄付金その他をもってあてる。

 年会費6,000円(5,000円は本部に送金、1,000円は長崎性教協)、学生は3000円(2,000円は本部に送金)

    会員外の定例会参加は、500円(学生200円)

第11条(監査)

 本会の収支決算は、9月の総会に報告、承認を受けるものとする。

第12条(会計年度)

 本会の会計年度は、8月1日より7月31日までとする。

第13条(設立年月日)

 本会の設立年月日は、平成2年(1990年)11月1日とする。

  附則 この会則は1990年11月1日より施行する。

 改正 2018年9月1日

 

 

 

 “人間と性”教育研究協議会の設立趣意書  

 性は人間にとって、その生き方や人格を左右するほどに重要な課題である。しかしながら今日、性をめぐる社会や文化の状況は危機的・退廃的ともいわれ、そうした中で性教育の必要性が叫ばれてきた。

 しかも、この性教育への期待の中には、道徳主義的・純潔至上主義的な傾向も根強く、歴史を逆行させる恐れすらみられる。私たちは現在性の状況が、とりわけ子どもを混乱させていることを憂慮するものではあるが、それが人間の歴史の中で解放の側面を持っていることも見逃してはなるまい。

 私たちが考える性教育の基本方向は、日本の歴史が歴史的に作り上げてきた性への偏見を払拭し、ヒューマンセクシュアリティとして豊かな性を人間の一生の中に積極的に位置づけ、さらに実りある人間関係を築いてゆく力を培うことにある。それは、憲法と教育基本法にある男女の対等性を基礎に、科学と人間の尊重の思想をこの分野の教育に貫くことでもある。そのために私たちは歴史的遺産を受け継ぎ、関係する諸分野の学問的成果を学び取りながらお互いの研究と実践をすすめ、日本の社会に人間性豊かな性文化を創造していくためにこの会を設立する。 1982年4月