第25回セミナー(2015.2.21)

講演「思春期・青年期の心と人間関係

講師多田直子さん(小学校養護教諭、大阪性教協代表)

 全国セミナーで、多田さんの分科会に参加した会員の強い要望にこたえて長崎に。性と生の学習」をどのように取り組んでおられるのか、具体的に模擬授業も入れながら、わかりやすく話をしてくださいました。人の一生を一枚のテープにした「人生テープ」の話で、心とからだのバランスが揺れ動く思春期と、同じ位に揺れ動くのが更年期だと・・・両方とも経験した者はなるほどと納得したことでしょう。

 

A分科会青年期障がい者の性における対人関係プログラムの検討」・・・全寮制職業訓練校で、からだ探検隊のプログラムをベースに青年期にアレンジしたもの「大人のマナー」や「恋するキモチ」の実践報告。絵や写真などの教材紹介だけでなく、生徒になって学ぶ場面も。今は携帯の普及でどんな情報でも簡単に手に入るからこそ、ルールやマナーの学習が大切。そして、幼少期からの継続した学習の大切さを改めて感じました。

 

B分科会ステキに性を語ろう

 これまでの長崎性教協の研究をなんらかの形でまとめようと、小学校のカリキュラム試案と指導案を提案しました。全部の指導案の検討は無理があるので、まず3つの指導案を検討しました。3つのグループに分かれ、検討し、全体で話し合われたことを紹介し合いました。同じ指導案でも、子どもの実態や授業者の力量で、いろいろな導入や展開法があると感じました。