第19回長崎セミナー(2009.2.22)

講演「思春期のこころと性

講師 松本俊彦さん(国立精神神経センター精神保健研究所自殺予防対策センター、自殺実態分析室長)

 自傷は「生き延びるための行為、究極の過剰反応」今日の講演を心にとめて傷ついている子どもたちを、少しでも手助けできる「信頼できる大人」になりたいと思える講演会でした。わかりやすい言葉で、エピソード入りで印象に残りました。置換スキルの件も勉強になりました。一つ一つの説明がわかりやすく、ズバズバと言われる言葉は経験からくるものが大きいと思えます。松本先生の人を大切に思う気持ちが伝わってきました。

 

 精神科医 松本俊彦のこころ研究所←クリックしてね。

 自傷行為について、大変わかりやすく書かれています。危険な性行動を繰り返す子の中には、自傷行為で、やっと生き延びている子もいると書かれてありました。苦しみを抱え、自傷行為をしてしまう人にどのような支援をしたらいいのか書かれています。ぜひアクセスしてみてください。  

 

 

A分科会「楽しく、使える!教材教具の作り方」 小学校養護教諭

女性内性器の布製実物大模型や妊婦人形、浮き輪で作った産道など、手作りの温かさが伝わってくる教材・教具をたくさん紹介していただきました。コーディネーターの田口さんからは、特別支援学校での授業の映像を見せていただいたり、性教育の現状について意見交換したりなど、有意義な時間を過ごすことができました。

 

B分科会「クリニックの現場から」   安日泰子さん(産婦人科医)

クリニックの現状、婦人科受診の勧め時、ピルについて等の内容。想像以上の厳しい現状でした。参加者全員発言し、話し合いました。

 

Ⅽ分科会「参加型プログラムのいろいろ」 中学校教員

 自己肯定感を高める参加型のワークショップを体験しました。終始笑顔と和やかな雰囲気に包まれた会場は、心があったか~くなった参加者で熱気にあふれていました。私たち大人でも、向き合って親身に話を聴いてもらうと嬉しく感じたり、安心感を持つことができました。参加された方の感想を聞いて、さらに学習が深められました。