第2回定例会報告(2020年度11月)
9月の定例会は初めてのZoomオンライン総会でしたが、第2回の11月28日(土)は
コロナの感染予防を徹底しながら、リアルに開催しました。
今回は、会員が素敵な女性を4人も連れてきてくれて、みんな大喜び!!
性の問題について大変関心の高い大学生、来春、女性内科開業予定の医師、長崎市内で様々な社会貢献活動をされている僧侶、そして性について関心の高い新聞記者さんの4人です。会議が終わった頃には、3人も会員になってくださり、さらに大喜び!お互いに学びを深めていけたらと思います。
今回の参加者は遅れて参加の人も含めて16人!話したいことが一杯で時間が足りない程でした。以下主な内容を報告します。
1 研修会報告「性暴力をなくすために地域でできること」福岡県の世良洋子弁護士によるオンライン研修(10/11)
【福岡県における性暴力を根絶し、性被害から県民を守るための条例】平成31年2月成立(関係者が十分協議して全国初めて成立)
全国ではじめて「性暴力」を定義し、加害者の相談窓口も設置
「性暴力とは、性犯罪、配偶者等性暴力、ストーカー行為、セクシュアル・ハラスメントその他特定の者の身体又は精神に対する性的行為で、当該特定の者にとって、その同意がない、対等ではない、又は強要されたものを行うことにより、その者の性的な問題を自ら決定する権利(自己決定権)又はその者の性的な問題に関する身体、自由、精神、名誉等の人格的な利益(性的人格権)を侵害する行為をいう。」
★条例に性暴力を定義するとともに、被害者に二次被害を生じさせる行為の根絶、性暴力根絶及び被害者支援に関する総合的な教育の実施、再犯防止に向けた加害者の社会復帰支援を規定。
★性暴力被害根絶を目指す授業を福岡県で33校の学校で実施予定。
★これから国が福岡県を参考にしながら「性暴力被害」に関する法律をつくっていく予定。
2 長崎県の性教育事情調査 どんな状況なのか会員内で聞き取り調査してみた。
県や市町村の事業として、希望校に専門職の出前授業も行われているが、コロナ禍や予算面で減少傾向。学校独自の出前講師依頼も時間と費用の問題で難しい状況。教師による性教育も、教科の授業のみの学校も多い傾向ではないかと思われる。
3 ジェンダー平等、性の多様性について
12月の出前講座と座談会用に作成した資料を簡単に説明。次回、講座後の報告と合わせ論議を深めたい。
4 情報交換
初参加のみなさんのお話も聞かせていただき、有益な時間となりました。今後またゆっくりお話ししていただきたいと思います。