3月定例会報告(本年度 第4回目)
2020年3月28日(土)の定例会は、新型コロナウイルスに対して細心の注意を払いながら開催しました。
窓や廊下のドアを開け放し、消毒した部屋で、机椅子を離して座り、マスクをかけてのウイルス対策!
そんな中8名の参加でした。嬉しいことに、私たちのHPを見て参加してくださった女性もいます。小学生の子どもさんをお持ちの方で、性教育の必要性を感じ、自分も何かしたいという熱い想いを語っていただき、私たち会員も勇気をもらいました。一緒に性の学習を深め、具体的な活動方針も考えていこうと確認し合いました。以下、話し合われた内容を報告します。
1.長崎セミナー延期について(コロナウイルス感染拡大予防のため)
3月8日(日)予定の内容を、そっくりそのまま7月12日(日)に延期の予定。それまでの会計報告と今後の取組について事務局より提案。7月が近づいたら、参加申し込みをしてくださっていた111名の方に対しては個別に再度連絡し、新しいセミナーチラシの配布等、前回と同じように頑張り、全部で170名の参加を目指したい。コロナウイルスが落ち着いてくれることを願うばかりです。
2.DV防止研修会(2020.1.26)の参加報告(平山由美子、中村まり子)
『問題行動は子どもからのメッセージ~出会いで未来が変わる~』
福岡県警察生活安全部少年課課長補佐 少年サポートセンター 警察庁指定広域技能指導員 安永智美さん の講演
安永さんは、福岡県内の5か所の少年サポートセンターの統括をされ、少年たちから子どもを守るサポレンジャーの「レッド隊長」と呼ばれている!
💛子どもの被害・加害防止には、犯罪の取締りや検挙だけではなく、少年相談、広報啓発、立ち直り支援が必要(両輪必要)
💛多機関連携で救える子どもたち・・・虐待・いじめ・非行
💛いじめの加害防止は被害防止・・・・〇いじめは犯罪(指導)〇被害者の悲しみ・苦しみ 〇加害者に手を差し伸べる
大人へのお願い・・・〇我が子をいじめの加害者にしない。〇子どもの守り方を間違わない(親が認めて謝る勇気を示す)〇相談は
解決への一歩。 いじめは犯罪(恐喝・暴行・脅迫)
💛子どもの性の逸脱行為の現状・・・〇パパ活・ママ活(援助交際) 性交等の代償として金品を求める行為。
SNSに書き込み⇒「ホ別3 JK・JC・JS」ホテル代別3万円 女子高校生・女子中学生・女子小学生
〇売春・児童ポルノ・恐喝・暴行被害の危険性
〇お金が欲しかっただけではない。「話を聴いてくれる」「認めてくれる」「褒めてくれる」「一緒にいてくれる」
💛性加害・被害を生まないために大人に求められていること・・・・〇現状を知る 〇もっと早く聞きたかった・知りたかった性の話
家庭での性教育は、「自尊感情」を育む人権教育
💛自尊心を育むために・・・聴く=共感 誉める=笑顔 叱る=教える 伝える=感謝「ありがとう」「ごめんね」
💛立ち直り支援・・・〇三つの苦行(許す・信じる・待つ) 〇最悪の出会いから「生きるきっかけだった」へ
〇心の扉を開く鍵(あなたの笑顔が見たい)
💛多機関連携に求められるもの・・・隙間を埋めるためには、自分の立場から一歩踏み込む「勇気」と立ち直りを見届けるまで土俵から
降りない「覚悟」 行動力のガソリンは熱意「この子のために」
💛子どもは、どんな大人と出会うかで未来が変わる。一人一人の手を合わせ、ベストを尽くしましょう!
3.これからの出前性教育の内容検討
4.性に関する情報交換