2023年度 第2回定例会報告
日時:2023年11月25日(第4土曜日)14:00~16:30
場所:諌早市社会福祉会館(新道町94)
*今回も用事ができて参加できない人が多かったのですが、新しく会員になってくださった開業助産師さんも含め6人の参加。
内容
①佐藤信子さん(開業助産師)の実践(パワポ使ってテレビ取材も)
その1「思春期からの親育て~未来のパパ、ママ体験in島原高校
島原高校では家庭科の授業の中で2時間使って、1年生に実施していて、もう11年も続いているとのこと。妊婦体験と、沐浴実習が主な内容で、コロナ前は近くの保育園から7,8名の母子が、また生徒の親もエプロンを付けて参加し、大勢の先生方も授業の見学や参加をしてくださっていたそうです。沐浴に使うバスや、赤ちゃん人形10体ほどもそろっていて、長年の実績で備品類も充実していました。生徒さんたちの感想から、佐藤さんの温かくて適切な言葉かけがあっていることがわかりました。
その2「パパ会」について 2021年11月には第1回のパパ会を開催し継続中。父親が家事・育児にかかわるようになってきているが、長時間労働などもあって父親の健康リスクが悪化してきている。しかし、父親を支援する仕組みはまだほとんどないのが現状。そこで、父親の視点で日々の想いや不安、不満を語り合い、地域の父親同士のつながりを作っていこうというものです。産後3~6か月はママよりパパの方がうつになりやすいとは初めて知りました。また、父親育児の科学的根拠なるものも提示。いいことずくめです。しかし、父親の育児休業の取得率は全国で17.13%。政府は2025年度までにこの数字を50%に、また2030年度までには85%にするという目標を設定しました。諫早市の取得率は2021年で36.1%、2022年度で28%だったそうです。それと較べて雲仙市では2021年度が84.6%、2022年度が71.4%という驚きの数字。政府の目標をすでにクリアしています。佐藤さんや中村さんたちによる行政への働きかけと、長年継続してきた子育て支援の実績が実を結んでいます!開業助産師ならではのフットワークの軽さと企画力、実践力を使って、これら以外にもミニコンサートなど様々なことに取り組んでおられます。佐藤さんは心強い長崎サークルのメンバーで会計も担当してくださっています。(会員には資料を同封)
② 「生命(いのち)の安全教育」に関連して、子どもへの性犯罪の実態を知ろう
前回配布していた資料を元に話し合いを進めたかったのですが、佐藤さんの実践報告が素晴らしくて質問が続き、やり取りをしているうちに時間が足りなくなり、十分に話し合うことができませんでした。大切な内容ですの、次回以降も引き続き話題の1つに入れておきたいと思います。次回も資料ご持参を!
③ 第30回性教育長崎セミナー(3月3日)について 後援名義申請が16団体全部承認していただきましたので、チケット販売サイトPeatixを公開し、各団体に案内していこうと思います。みなさんも身近な人に紹介しあい、できるだけ多くの人に参加していただきましょう!
④ 1月28日(日)は諫早市社会福祉会館にてボランティアフェスティバルで長崎性教協も参加。展示や絵本、模型などで団体紹介し、セミナーチラシも配布します。50近くの団体の素晴らしさにも気づけます。良かったら参加してください。10;00~15:00